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  1. 大分市議会 2015-12-09
    平成27年厚生常任委員会(12月 9日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成27年厚生常任委員会(12月 9日)                 厚生常任委員会記録 1.開催日時    平成27年12月9日(水)午前10時0分開議~午前11時9分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    委員長  二宮  博   副委員長 泥谷  郁    委 員  田島 寛信   委 員  阿部剛四郎    委 員  松本 充浩   委 員  斉藤由美子    委 員  髙野 博幸   委 員  日小田良二    委 員  高橋 弘巳   欠席委員    なし 4.説明員   (福祉保健部
       今村福祉保健部長大木福祉保健部参事福祉事務所長野中福祉保健部次長、    淵   福祉保健部次長羽田野福祉保健部次長嶋津保健所長、    薬師寺保健所次長戸高福祉事務所次長子育て支援課長、    藤田保健所次長保健予防課長軸丸保健所次長健康課長渡邉福祉保健課長、    波津久指導監査課長上田人権同和対策課長重石子ども保育課長、    後藤長寿福祉課長原田障害福祉課長塩手生活福祉課長釘宮保健総務課長、    小原衛生課長釘宮長寿福祉課参事永田障害福祉課参事吉良障害福祉課参事、    福田生活福祉課参事佐藤衛生課参事森保健予防課参事竹野健康課参事、    岡本指導監査課参事工藤人権同和対策課参事人権啓発センター所長、    高橋長寿福祉課参事、朝来野保健総務課参事、    後藤生活福祉課参事生活福祉東部事務所長、    太神生活福祉課参事生活福祉西部事務所長和田保健予防課参事、    菊田健康課参事東部保健福祉センター所長、    矢野健康課参事西部保健福祉センター所長 5.事務局出席者    書記 濱口 祐多 6.審査案件等   【陳情】    平成27年陳情第6号 子ども医療費助成拡大を求める陳情                              〔不採択(一部反対)〕   【予算議案】    議第95号 平成27年度大分市一般会計補正予算(第2号)       〔承認〕     第1条 歳入歳出予算補正         歳出 第3款 民生費国保年金課関係を除く。)            第4款 衛生費のうち福祉保健部所管分     第3条 債務負担行為補正 第3表中     1追加 ・民間放課後児童クラブ活用事業    議第99号 平成27年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第         1号)                         〔承認〕    議第100号 平成27年度大分市介護保険特別会計補正予算(第1号)   〔承認〕   【一般議案】    議第111号 大分市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部          改正について                     〔承認〕   【報告事項】    ・県からの権限移譲について     (医療用麻薬に係る小売業者間の譲渡の許可について)    ・動物愛護拠点施設について    ・大分市民のこころといのちを守る自殺対策行動計画の策定について    ・新規保育施設について                 会議の概要                              平成27年12月9日                              午前10時0分開議 ○二宮委員長   ただいまより厚生常任委員会を開会いたします。  まず、審査日程についてお諮りいたします。  お手元に配付いたしております日程案のとおり審査を行い、3日目の11日は管内視察を行いたいと考えています。この日程案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   それでは、この日程に従い審査を行いますので、よろしくお願いします。  ここで、今村福祉保健部長より発言を求められていますので、許可します。 ○今村福祉保健部長   委員の皆様には、平素から福祉保健行政の推進につきまして格別の御協力と御指導を賜り、厚くお礼を申し上げます。  また、このたび、地方自治功労者として大分県知事表彰をお受けになられた二宮委員長にお喜びを申し上げますとともに、長年にわたり市政発展のために御尽力いただきました御功績に対しまして、心から敬意を表します。今後も健勝でますます御活躍されますよう御祈念申し上げます。  さて、今回は行事案内がございませんので、議案の概要につきまして御説明申し上げます。  御提案いたしております議案は、予算議案が3件、一般議案が1件でございます。  まず、議第95号、平成27年度大分市一般会計補正予算福祉保健部所管分でございますが、補正予算の総額は約4億7,700万円の増額補正と、民間放課後児童クラブ活用事業に係る債務負担行為について530万円の増額補正となっています。  次に、議第99号、平成27年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算では、3,900万円の増額補正を計上いたしています。  次に、議第100号、平成27年度大分市介護保険特別会計補正予算では、8,500万円の増額補正を計上いたしております。  一般議案につきましては、議第111号、大分市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございます。  それぞれ担当より説明させますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○二宮委員長   それでは、審査に入る前に、委員会運営について確認しておきます。  1点目は、自由討議についてです。議会基本条例において、議会は議案等の審議または審査においては、議員相互の自由な討議により議論を尽くし、合意形成を図るよう努めるものとするとされておりますことから、委員皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  2点目は、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いします。  それでは、審査日程に従いまして、福祉保健部から審査を行います。  説明員は、最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。  それでは、審査に入ります。  まず、継続審査中の、平成27年陳情第6号、子ども医療費助成拡大を求める陳情であります。  陳情の要旨につきましては、お手元の文書表のとおりですので、御確認ください。執行部より補足説明等があればお願いします。 ○戸高福祉事務所次長子育て支援課長   平成27年陳情第6号、子ども医療費助成拡大を求める陳情につきまして、補足説明をさせていただきます。  第3回定例会以降、子供の医療費助成に係る国の動きについてでございますが、本年9月に立ち上げました子ども医療制度在り方等に関する検討会で、子供の自己負担あり方国民健康保険国庫負担減額調整措置あり方を含め検討を行っており、その取りまとめが当初、来年夏ごろの予定でございました。しかしながら、全国知事会市長会町村会は、このままでは減額調整措置が当面継続されることになってしまうことから、11月18日に国へ、これを直ちに廃止するよう強く要請してきたところでございます。  また、九州市長会では、11月20日付で国民健康保険国庫負担減額調整措置の廃止とあわせて、義務教育終了までの子供に対し、現物給付方式による医療費無料化制度の創設について要望してきたところでございます。 ○二宮委員長   質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。 ○斉藤委員   かねてから採択を求めてきましたが、国の動きも前向きで、全国知事会市長会町村会としても要望が出されているということですので、早急に採択をしていただいて、来年度の予算に反映されるようにと思います。採択を求めます。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   採決を求める御意見のようですので、採決いたします。  採決は挙手により行いますが、挙手されない方は反対とみなします。  本件は採択することに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○二宮委員長   挙手少数であります。よって、本件は不採択と決定いたします。  次に、予算議案の議第95号、平成27年度大分市一般会計補正予算第2号、第1条歳入歳出予算補正、歳出第3款、国保年金課関係を除く民生費審査を行います。
     執行部説明を求めます。 ○渡邉福祉保健課長   〔説明書② 24ページ~、歳出第3款民生費について説明〕 ○後藤長寿福祉課長   老人福祉施設等整備事業国庫補助金等精算返還金について御説明いたします。  まず、返還に至った経緯でございますが、ことし6月に会計検査院による平成21年度から平成25年度の国庫補助金等実地検査が行われました。  その実地検査の結果、補助金を受け入れた事業者補助金に係る消費税を仕入れ控除し、納める消費税の減額をした場合、補助金と、消費税の減額という二重の給付を受けることとなるため、補助金の返還が必要であるにもかかわらず、行っていない事態が見られるとの指摘を受け、調査した結果、平成22年度から平成26年度までの5年間で305万7,082円を返還することとなりました。  その返還金の内訳につきましては、平成26年度分として1事業者25万1,498円、平成25年度分として1事業者8万8,674円、平成22年度分として3事業者271万6,910円、合計で5事業者305万7,082円となります。  今後の対応といたしましては、補助金要綱の理解を職員に徹底するとともに、補助を受けた事業者に対する適切な指導に努めてまいりたいと考えております。 ○塩手生活福祉課長   国庫負担金等精算返還金について御説明いたします。  先ほどの生活保護総務費返還金のうち、会計検査院指摘分に係る返還金について御説明いたします。  まず、返還に至った経緯でございますが、ことしの1月に会計検査院による実地検査が行われました。その実地検査の結果、生活保護費返還金等債権管理が適時適切に行われていないとの指摘があり、国庫負担金過大交付となっているとの見解が示され、返還金が生じたものでございます。  その返還金の内訳につきましては、平成25年度分の1,502万7,000円となります。  今後の対応といたしましては、厚生労働省から発出される通知の指導指示に従うとともに、職員に再度、債権管理重要性について認識させ、債権管理マニュアルの見直しや管理体制を含めたチェック機能の強化を図ってまいりたいと考えております。 ○二宮委員長   質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   先ほどの生活保護費についてですが、返していただくに当たって、原則として現状をきちんと把握してというのは変わらないということでよいですか。 ○塩手生活福祉課長   現状をしっかり把握して、実施いたします。 ○斉藤委員   生活が苦しい方から強制的にということはないとは思いますが、無理な支払いを求めることがないように、不正は不正できちんと処理をしていただきたいと思いますので、その点はお願いしたいと思います。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、歳出第4款衛生費のうち、福祉保健部所管分審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○藤田保健所次長保健予防課長   〔説明書② 36ページ~、歳出第4款衛生費について説明〕 ○二宮委員長   質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   アンケートをされるということですけれども、やり方というか、どの辺で、どの世代にという絞り込みはあるのでしょうか。 ○藤田保健所次長保健予防課長   その件につきましては、後ほど報告事項の中でお知らせしたいと思います。 ○斉藤委員   後ほどでお願いします。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、第3条債務負担行為補正、第3表中、1追加、民間放課後児童クラブ活用事業審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○戸高福祉事務所次長子育て支援課長   〔説明書② 94ページ~、債務負担行為について説明〕 ○二宮委員長   質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   委託の条件などがあるのかどうかと、人数的にどれぐらいの規模になるのかということをお聞きしたいのですけれども。 ○戸高福祉事務所次長子育て支援課長   児童育成クラブ運営事業運営委員会方式によりまして、学校地内で運営をさせていただいておりますが、やはり安心、安全というものを第一といたしまして、学校等と運営に関して連携がとれるというところが委託の条件となります。  規模といたしましては、大体45人程度を考えております。 ○斉藤委員   保育所というか、子ども子育て支援をやっていらっしゃる事業所だと思いますが、スペースは分かれているということでよいですか。 ○戸高福祉事務所次長子育て支援課長   お見込みのとおりで、大在で認定こども園を運営されておられますが、この事業では会議室を活用して、保育の運営には支障がないような形で運営していくように考えております。 ○斉藤委員   子供たちが快適な放課後を過ごせるようにお願いしたいと思います。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第99号、平成27年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算第1号の審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○戸高福祉事務所次長子育て支援課長   〔説明書② 133ページ~、母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算について説明〕 ○二宮委員長   質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   決算のときに、利用者が減っていたと思うのですけれども、もう一回確認しますが、申し込みをしていて、受けられなかった方というのはいらっしゃるのでしょうか。 ○戸高福祉事務所次長子育て支援課長   貸し付けの決定につきましては、庁外の委員さんに審査していただくという形でやっておりまして、該当しない方については、事務局である当課が、事前に窓口でお断りをしております。いろいろな要件がございますので、それに適合された方につきまして審査会のほうにお持ちして、審査されたほとんどの方に貸し付けがなされているという状況でございます。 ○斉藤委員   その審査に要する時間や手間、何をそろえて、どれだけの条件でというのが、煩雑でないのかというところが気になっています。緊急に必要だということで貸し付け申し出があると思いますが、それに関しての時間がかかり過ぎるとか、手間がかかるということはないでしょうか。
    戸高福祉事務所次長子育て支援課長   この貸付事業につきましては、国の制度でございまして、大分市の場合、中核市ということで、県のほうから権限移譲されておりますけど、貸し付けに際しましては、戸籍謄本等での本人の確認とか、連帯保証人がいる場合に連帯保証人に確認させていただくとか、その辺の必要な手続をいたしまして、できるだけ速やかに貸し付けがなされるように努めているところでございます。 ○斉藤委員   国の制度ということなので、条件等もなかなか変えられないのかもしれませんけれど、使いにくいものは、やはり役に立ちませんので、その辺は国に対して要望というか、意見をしていくということでよいでしょうか。それはできますか。 ○戸高福祉事務所次長子育て支援課長   やはり国の原資をいただきながら事業を実施している状況もございますので、最低限の確認作業等はさせていただく必要があります。私どもは申請者に対して、できるだけ申請手続が円滑にできるように指導、助言をさせていただきたいと思っております。 ○斉藤委員   自治体でできる手続をやっていただくのは、とてもよいことだと思います。ただ、子供の貧困率が上がってきている中で、本当に緊急に必要な場合というのは非常に大切な制度ですので、現状を見て、例えば、それがだめになった場合は手だてがないのか、その辺まで配慮をしていただきたいと思います。要望しておきます。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結します。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第100号、平成27年度大分市介護保険特別会計補正予算第1号の審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○後藤長寿福祉課長   〔説明書② 143ページ~、介護保険特別会計補正予算について説明〕 ○二宮委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結します。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、一般議案の議第111号、大分市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○戸高福祉事務所次長子育て支援課長   議案書の議111の1ページをお開きください。  婦人保護施設とは、売春防止法に基づきまして、性行または環境に照らして売春を行うおそれのある女子を収容するための施設でございまして、最近では、配偶者からの暴力の防止及び被害者保護等に関する法律に基づいて、配偶者からの暴力を受けた者も保護することができるようになっております。  婦人保護施設の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が平成27年9月30日に公布されたことに伴いまして、婦人保護施設施設長資格要件を緩和しようとするものでございます。  これまで施設長資格要件には、30歳以上の者という年齢要件がございましたが、年齢要件が廃止されたことから、大分市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例について、年齢要件を削除しようとするものでございます。  施行期日につきましては、平成28年1月1日であります。 ○二宮委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結します。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、本委員会に付託されました福祉保健部所管分審査は終了しました。  それでは、ここで執行部より報告事項申し出がありましたので、報告事項説明を受けたいと思います。  まず、県からの権限移譲について、医療用麻薬に係る小売業者間の譲渡の許可についての報告を受けます。 ○釘宮保健総務課長   お手元の資料の1ページをごらんください。A3横の資料でございます。  まず、1の移譲事務の概要ですが、(1)背景としまして、第5次地方分権一括法により、麻薬及び向精神薬取締法──麻向法と言いますが、その法律が改正されまして、医療用麻薬に係る小売業者間の譲渡の許可権限厚生労働省から都道府県に移譲されることとなりました。この改正の目的は、譲渡許可の取得を促進し、医療用麻薬を活用したがん患者に対する在宅緩和ケア体制の充実を図ることを目的としています。  また、(2)権限移譲の目的ですが、既に麻向法に関する事務の一部について、本市は事務の移譲を受けています。下表をごらんください。麻薬小売業者等免許申請については、免許証の発行を県が行っており、特例条例により進達事務として市が受付交付を行っております。今回の改正で、医療用麻薬に係る小売業者間の譲渡の許可を県が受け、許可証の発行を行うこととなります。それに伴いまして、特例条例進達事務として市が受付交付を行うこととするものでございます。既存と新規の受付交付ワンストップで行うことにより、市民の利便性が向上するものと考えております。  医療用麻薬等の流通のイメージは図のとおりでございます。  2の具体的な事務でございますが、対象者申請件数は、市内調剤薬局が対象で、平成26年実績では年4件でございます。事務量と必要な人役は、県試算ですが、記載のとおりでございます。  そうしたことから、3の今後の対応でございますが、本移譲事務については、麻向法に関する新たな事務ではあるものの、麻薬小売業者の窓口が市に一本化されることになり、また、事務量や人役から判断すると、本市の既存事務に大きな影響を及ぼすものではないことから、平成28年4月1日から権限移譲を受け入れることを考えております。 ○二宮委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員皆さんで質疑等ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結します。  次に、動物愛護拠点施設について報告を受けます。 ○小原衛生課長   お手元の資料の2ページ、A3の左側半分でございます。  まず、1の現状についてです。  平成9年に、本市が保健所を設置し、中核市に移行した際、狂犬病予防法による犬の抑留施設、動物の愛護及び管理に関する法律、いわゆる動物愛護管理法に基づき、引き取った犬、猫の保管施設が必要でありましたが、市独自で施設を設置することはせず、大分県動物管理所使用料管理費等を負担し、県と共用することで、これらの法律に係る業務を遂行してまいりました。  また、犬、猫の殺処分についても、市独自の施設は設置せずに、同じ大分県動物管理所にて、県に委託することで対応してきているところでございます。  しかし、平成24年に動物愛護管理法が一部改正され、引き取った犬、猫の返還及び譲渡に関する努力義務、これは自治体の努力義務となるものです。また、災害時における動物の適正な飼養及び保管に関する施策、これは法に基づき都道府県に策定義務のある動物愛護管理推進計画の中に盛り込むものでございます。また、動物の所有者の終生飼養の努力義務などが追加で規定されたことから、市として新たな対応が必要となっているところであります。  2の課題です。  現在使用しております大分県動物管理所は、建設から約30年が経過し、老朽化していることに加えまして、平成24年の動物愛護管理法の改正に対応した、犬、猫の譲渡の推進、災害時の動物の保護拠点の整備、動物愛護思想の普及啓発などの機能を充実させていくためには、現在の大分県動物管理所の敷地が狭いといった問題もあります。  平成24年度の法の改正以降、市単独での施設整備を検討してまいりましたが、建設に係る用地や費用の面から、具体的に計画を進めるには至っていない状況でございます。  3の県からの提案です。  県におきましても、動物愛護管理法の改正による、動物愛護思想の普及啓発などを推進するためには、現在の施設、つまり大分県動物管理所の改修では対応できないことから、かねてより、動物愛護の拠点となる新たな施設の整備について検討を行っておりました。県は、平成25年度に外部有識者による大分県動物愛護推進体制あり方検討会、平成26年度に大分県動物愛護拠点施設調査検討委員会を設置しまして、この中で、中核市である大分市と共同で設置、運営を行うのが望ましいとの検討結果が出されたところでございます。  この検討結果を受けまして、新たな施設の市との共同設置について、県の担当部署から市へ提案があり、これまで、担当者レベルではありますが、その可能性について調査、研究、情報交換を行ってきたところでございます。  4の今後の施設設置に向けた検討です。  県との共同で新たな動物愛護拠点施設を設置することは、本市にとっても用地や経費の面などでメリットがありますことから、京都市や宮崎市の例、具体的には、京都市が京都府と施設を共同設置し、本年4月から共同で運営開始しておりますし、宮崎市は宮崎県と共同設置に向け、今年度、施設の設計を行っております。このような他市の事例を参考にしながら、本市にふさわしい施設の設置に向けまして、今後は部長レベルも含めた県、市の協議会を設置し、検討していきたいと考えているところでございます。  5の動物愛護拠点施設の主な機能です。  現段階で想定されます機能といたしましては、動物愛護思想の普及啓発の拠点機能を初め、動物に親しむ活動の機会等の提供機能、動物愛護ボランティアの支援及び活動の拠点機能のほか、ここに記載しております機能が考えられますが、今後、検討をしてまいりたいと考えております。  今後、検討を進めていく中で、進捗状況等につきまして、議会に報告してまいりたいと考えております。 ○二宮委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員皆さんで質疑等ありませんか。 ○松本委員   現在、大分県動物管理所というのはどこにあるのですか。 ○小原衛生課長   大分市大字小野鶴1967番地の1にございます。 ○松本委員   新しい設置場所について、現時点で当たっているところはあるのでしょうか。 ○小原衛生課長   担当者レベルではございますけれども、県は県有地、市は市有地ということで、いろいろ探しているところで、現段階でここというところはございません。  それから、先ほどの場所ですけれども、大分市街地から明磧橋を渡りまして、すぐ右に曲がったところの、大分川の少し上流側に位置しております。
    二宮委員長   ほかにございませんか。 ○斉藤委員   動物愛護思想の普及ということになっているので、殺処分はしない方向で進んでいるということでよいでしょうか。 ○小原衛生課長   動物の愛護及び管理に関する法律の中でも、殺処分をなくす方向で譲渡や返還を進める、という規定がございますので、殺処分ゼロを目指していく方向でございます。 ○斉藤委員   財政的には大変だと思いますが、ぜひその方向でお願いしたいと思います。 ○小原衛生課長   殺処分をなくすというのは、努力義務になります。 ○斉藤委員   努力をしてください。要望しておきます。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結します。  次に、大分市民のこころといのちを守る自殺対策行動計画の策定について報告を受けます。 ○藤田保健所次長保健予防課長   A3資料の2ページ目の右側をごらんください。  この自殺対策行動計画は、さきの第3回定例会で可決されました大分市民のこころといのちを守る条例に伴う行動計画でございます。  まずは、計画の趣旨についてでございます。  全国の自殺の状況は、年間3万人を超える状況が続いておりましたが、平成24年以降、3万人を下回り、減少傾向にあります。本市の状況も減少傾向ではありますが、平成26年は82人の方が亡くなっている状況です。  こうした中、本年9月、大分市民のこころといのちを守る条例が制定されましたことで、自殺対策を総合的に推進し、市民一人一人のこころといのちを守り、ともに支え、ともに生きる社会の実現を図るため、大分市民のこころといのちを守る自殺対策行動計画を策定することといたしました。  1の計画の位置づけとしましては、自殺対策基本法、自殺総合対策大綱の趣旨を踏まえつつ、大分市民のこころといのちを守る条例に基づく計画として、大分市総合計画を初め、自殺対策に関連する他の既存計画との整合を図るものといたしております。  2の策定体制といたしましては、まず(1)計画策定等検討委員会につきましては、学識経験者、医療・福祉関係者、経済・労働関係者、民間団体、市民公募を含む市民代表、法律関係、行政機関の委員で構成し、行動計画の原案から最終案までまとめ、市長に報告するものと考えております。第1回目を12月15日に開催する予定としております。  次に、(2)計画庁内検討委員会でございますが、既に第1回は10月20日に開催いたしましたが、自殺対策は全庁横断的な取り組みが重要でありますことから、各部局の主管課を初め、関連する各課を含めた人員で構成しております。この庁内検討委員会の下部組織に作業部会を設け、行動計画の素案を作成し、計画策定等検討委員会に提案をいたします。  (3)市民参加についてでございますが、市民意識調査、パブリックコメントをすることで、計画の作成に市民の皆様が関与することになり、計画策定等検討委員会委員に2名の公募委員として参加していただくことと考えております。  次に、3の策定時期につきましては、平成28年12月に完成するよう考えております。今後のスケジュールといたしましては、市民意識調査を平成28年1月から2月にかけ実施し、パブリックコメントは平成28年の10月ごろの実施と考えております。  計画策定等検討委員会の開催は、計画策定まで6回程度を予定しております。  また、議員の皆様方には、本委員会を主体として報告を行っていきたいと考えております。  次に、他分野との連携につきましては、策定の趣旨からも、官民問わず、関係機関や他分野との連携は欠かせないものと考えております。  次に、計画の期間につきましては、平成29年度から平成33年度までの5年間と考えておりますが、国の動きに応じて必要な見直しを行うこととしております。  次に、意識調査についてですが、ホチキスでとめております資料をごらんください。  これは、市民のこころの健康や自殺に関する意識を把握し、本計画の内容に反映するとともに、今後の自殺対策の取り組みに生かす目的で実施いたします。  対象は、住民基本台帳から無作為抽出した20歳以上の市民3,000人としており、平成28年1月中旬に、郵送により配布する予定です。  調査票につきましては、調査内容は、平成24年1月に内閣府が実施した自殺対策に関する意識調査をもとに、他市の調査も参考にして作成いたしました。  調査は、今年度中に回収、集計を終了し、来年度5月ごろには分析結果が出ると予定しております。 ○二宮委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員皆さんで質疑等ありませんか。 ○斉藤委員   意識調査の広報に関しては、できるだけやわらかいイメージというか、意見が出しやすいような周知をしていただきたいと思っています。  この条例については、市民意見交換会で数年にわたって市民の皆さんにお知らせをして意見を伺ってきたので、これから先も、ぜひ参加型ということを強く打ち出していただいて、できるだけ意見を集約できるような窓口を検討していただきたいと思います。  アンケートに関しても、無作為ということなので、本当に自殺を考えたことがあるような方々が意見を出したいという気持ちになるような、そういう集約をしていただければと思いますので、要望したいと思います。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結します。  次に、新規保育施設について報告を受けます。 ○重石子ども保育課長   平成28年度から新たに開設する保育事業者について内示を行いましたので、御報告いたします。  資料は、新規保育施設についてをごらんください。  まず、概要についてでございますが、本市では、平成29年度末までの待機児童解消を目指して、すくすく大分っ子プランに基づき、保育施設の利用定員の拡大を図っており、本年度は、平成28年4月または平成29年4月開設を希望する事業者の募集を行ったところでございます。審査の結果、設置認可基準や募集条件を満たした事業者に、11月26日に内示を行ったところでございます。  2、3の募集期間や周知方法については、記載のとおりでございます。  4の募集地域につきましては、待機児童が発生している地区公民館区域とし、募集人員につきましては、平成27年4月1日現在の待機児童数から既存施設の定員の空き状況や定員拡大のための施設整備計画数を除いた数としたところでございます。  5の審査結果にありますように、6事業者に内示を行ったところであり、うち1事業者は、施設整備の関係上、平成29年4月からの開設予定となっております。  6にありますスケジュールのとおり、今後、事業者には、来年2月末までに施設の建設や改修等を行い、保育所等の設置認可基準等を満たす準備を行っていただくこととなっております。  その後、本市が事業者から認可申請を受け、現地調査の上、基準を満たしていることを確認した後に設置認可を行う予定となっております。  7の来年度の定員見込みについて、9,004人としておりますが、これにつきましては、今、御説明した新規開設の事業者及び既存施設の設備等による定員拡大を含めた見込みでございます。 ○二宮委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員皆さんで質疑等ありませんか。 ○斉藤委員   今回の認可の決定に関しては、情報の出し方がいろいろと問題があったのではないかと思います。  この申請を出した施設の方は、銀行等の書類とか、設計図とか、いろいろと手間をかけて、行政書士の方にもお願いして書類を集められたと。11月30日に発表ということだったのですが、事前に認可保育園に内示の内容がメールで回ったということで、私のほうに、それは本当ですかという問い合わせが入ってきました。  この情報の出し方は、行政に対して、ちょっと不信感を抱くのではないかと思いましたので、その件に関して、これまでそういう情報の出し方があったのかどうかお聞きしたいと思います。 ○重石子ども保育課長   これにつきましては、決裁をとったのが11月26日でございまして、26日中に準備をし、事業者に27日に発送しております。  12月1日には、平成28年4月の募集案内を各支所、保育所でも配布する予定としておりましたことから、発送後、子ども保育課から各保育施設に、平成28年4月から開所予定としている事業者への連絡をメールで行ったところでございます。  ほぼ同時に行っておりまして、手続上、不備はないと思っておりますが、御指摘がありましたように、選考に漏れた事業者さんが御不審をお持ちと伺いましたので、そういったことも踏まえて、今後、できるだけ日程を配慮したいと思っております。 ○斉藤委員   結果を待っていらっしゃる園の方々は、11月30日に投函をされるのか、それとも通知が届くのか、そのあたりもよくわからないまま待っていらっしゃったと。恐らく、以前、認可外として交流があった方から、そういう情報が入ったと思うのですが、順番が逆になってしまうというのはよくないと思いますので、その点はやはりしっかりと配慮をお願いしたいと思います。  それから、新たに認可された園に関しても認可外としてやっていらっしゃったところも幾つかあると思います。これまで、運営費が非常に厳しい中で運営していらっしゃった中で、今度、認可になるということですから、以前の大変な状況という保育状態ではなく、しっかりと認可としてやっていくということで、日ごろの保育環境というか、体制をしっかりと確認していただきたいと思います。要望しておきたいと思います。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。 ○日小田委員   今回、募集人員が297名、審査結果が193名、平成28年度の保育施設の利用定員見込み数が305人増ということで、193人の定員増に対して平成28年度の見込み数が305人増ということは、差し引き110人ぐらい足りないというのと、今回初めてこのように区域を分けて募集したということですけれども、事業所内の保育事業というのは別としても、募集地域に対して手を挙げてきた事業所があるところとないところがあるという差が出てきたということですね。  例えば、昨年の見込みで待機児童が40人ちょっとぐらい、そして実際は、どうやって算出したかわかりませんが、新聞報道によると大分市が全国4位で四百何十人という数字が出てきたということで、しっかりとした数字はなかなかつかめないと思いますが、認可保育所あり方、募集の仕方、また、市が認可するということなれば、将来、子供が減少した場合どうなるのかなど、潜在的な問題が根底にあると思います。  この結果だけを見ると、その辺を内部でどのように議論されてきたのかなと思います。我々には議論経過はわかりませんけれども、果たして、こういう募集の仕方がいいのかどうか。実際、ニーズに合っているのかどうか。また、平成28年度になってみないとわからないのですが、実際、ふたをあけてみたら、違っていたということにもなりかねないし、確かに難しい部分はあると思うのですけどね。  ただ、さっきも言いましたように、募集のあり方にしても、この数字の結果を見ても、市として、これでよかったということには多分ならないと思います。  例えば、育休明け、産休明けの方など、本当に入りたいけれども、入れないという人はたくさんいますので、保育事業のあり方や、待機児童が現実にいるという状況、そういうものに対して今後どのように市が応えていけるかどうか、本腰を入れて検討をしないといけないと思います。表現は悪いですが、ただ募集をしておけばいい、結果がこうだったから、これは仕方がないということで済ませるのかどうなのか。  これは要望ですけど、その辺の議論を十分してほしいと思います。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   以上で質疑を終結します。  執行部、その他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○二宮委員長   委員皆さんから、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   最後に、あすの予定を確認いたします。あすは9時30分から議会運営委員会が開催されますので、終了後、案内の放送がありましたら御集合されますようお願いいたします。  それでは、本日はこれにて散会いたします。                              午前11時9分散会...